福岡市は、九州の政治、経済、文化、ファッションの中心として賑わうエネルギッシュな街です。国内・国際線が数多く就航する福岡空港から地下鉄で博多駅まで5分の距離にあり、都市としての利便性も高い。そんな福岡市では、就労支援を行う公立の支援センターが積極的に活動しており、障がい者や就職活動に困難を抱える人々を対象に、職業訓練や面接対策、就労体験などを通じて、社会参加と自立を支援しています。その取り組みを紹介しましょう。
福岡市が運営する就労支援センターの取り組みとは？
福岡市立障がい者就労支援センターは、障がいのある方が「働きたい」「働き続けたい」という思いを支援するため、様々な取り組みを行っています。主な活動には、障がい者の就職活動をサポートする個別相談、職場体験実習の提供、企業との橋渡し役としての職場定着支援などがあります。センターは、さらに必要な場所へジョブコーチを派遣し、就職後も職場環境を企業と調整して、働き続けられるよう支援します。また、障がい者雇用に関するセミナーや研修を開催し、企業向けの啓発活動も行っているのも注目です。
障がい者就労支援とはどんな支援なの？
障がい者就労支援は、障がいを持つ方が自立した生活を送るために、仕事を見つけたり職場に定着したりするための支援を行うサービスです。これにより、障がい者が社会に参加し、働く喜びを感じられるようサポートします。支援内容には、職業訓練、面接指導、職場環境の調整、ジョブコーチによる現場支援などが含まれます。
就労支援の種類を一挙に紹介
就労継続支援A型は障がい者が働ける環境で雇用契約を結び、企業の一員として就労を支援するサービスです。軽度の障がいを持つ方が対象で、継続的に働けるよう支援し、給与は働いた分支払われます。次に就労継続支援B型は通常の事業所で働くことが困難な障がい者に作業機会を提供し、就労スキルを高める支援を行います。雇用契約は結ばれず、作業を通じて社会参加を促進し、報酬が支払われます。就労定着支援は障がい者が職場に定着できるよう支援するサービスです。職場での問題解決や調整を行い、ジョブコーチが職場訪問し、企業と連携して働きやすい環境を整備します。