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耳がつまる症状について

耳がつまる症状

耳の中は見えなくても何かがつまっているのは感覚でわかりますよね。

そのようなつまる感覚も耳で起こる異常の一つです。

正確には耳閉感(じへいかん)と呼ばれています。

本当に何かが詰まっていることもあれば、何もないのにつまる感覚だけが起こることもあります。

その原因はさまざまで、耳のどの部位に異常があるのかもケースバイケースです。

一部をご紹介しましょう。

耳垢がつまっている

本当に何かがつまっている例です。

耳垢が溜まりすぎると何かがつまる感じが起こります。

定期的に耳掃除をしている方も多いでしょうが、見えない範囲を手探りでやる形になりますから、うまく耳垢が取れていない場合もあります。

さらには綿棒などにより耳垢を奥に押し込んでしまい、そこで耳垢が溜まっているという例もあります。

耳掃除を定期的にしている方でも耳垢がつまることはありますから注意してください。

耳管が狭まっている

耳と鼻は管によってつながっています。

これを耳管といいます。

ここが普段より狭くなり、中耳の気圧調整が狂うことがあるのです。

その原因も一つだけではありませんが、日常的によく経験する風邪が原因となる場合もあります。

風邪をひくと鼻や喉などいろいろな部位で炎症が起こることも多いですが、それが耳管で起こることで普段よりも管が狭くなり、気圧調整がおかしくなって耳がつまる感じがするという仕組みです。

風邪が原因なら炎症を抑える薬を使う、鼻水を吸引するなど、原因に応じた治療が行われます。

中耳に水が溜まっている

滲出性中耳炎という中耳に水が溜まる病気があります。

これになると耳がつまる感じが症状の一つして現れることがあります。

原因はやはりさまざまですが、よくあるのは急性中耳炎がきれいに治りきらず、滲出性中耳炎に移行したケースです。

そのほか鼻水をすすりすぎてこれが起こることもあります。

耳がつまる感じの原因は中耳に溜まっている水ですから、これを抜くための飲み薬が使用されたり、場合によっては鼓膜を少し切って水を出すという処置が行われたりします。

耳がつまる感じは耳鼻科へ相談を

いくつか例をご紹介しましたが、最初にご紹介した通り、患者に起きている耳がつまる感じの原因はさまざまです。

ご紹介したもの以外にも原因があります。

患者の耳で今どんな異常が起きているのか、それは耳鼻科での詳しい診察により初めてわかります。

耳がつまる感じがあっておかしいと思うときは耳鼻科で相談してみてください。